2010-09-13

縄屋 京丹後市 弥栄町 黒部 「ひなにはまれなる」

縄屋の玄関

 「縄屋」。ひなにはまれなる本格的な和食処。
 料理の玄人さんのブログや食通向け雑誌には登場する店だが、素人のブログでの紹介は少ない。言い換えると、責任をもって書くべき立場の人から評価されている店だ。

 「縄屋」を横目に見ながらそのまま車を走らせれば、ガラシャの里だとかスイス村だとか、道はただ山へと向かうばかりだ。そんな場所に、目立つことを嫌うかのように建っている。

はもちりを取り分ける吉岡さん
 「縄屋」の若き経営者吉岡さんは、京都の「和久傳」 で8年の修業を積んだ後、弥栄町黒部の実家に帰ってきた。
 聞くところによると、「和久傳」は、元は京丹後市の峰山にあった料亭らしい。峰山から京都へ進出を果たした結果、いまのような格式高い料亭に成長したのだという。
 吉岡さんの実家は、もともとが仕出し屋さんで、やはり名前を「縄屋」といった。そこにUターンした吉岡さんが自分流の「縄屋」を始めるまでの経緯はこちらを読んでいただきたい。


白ワイン。プリマテッラ。おいしい

 6月、私は、自分の奥さんを連れて行った。あるまじき大盤振る舞いだ。自分の奥さんというのもおかしいか。普段はよその奥さんという意味ではなくて、普段は大切なお客様が一緒という意味だ。自分が信頼している店でなければお客様をご案内申し上げられるはずもない。

 「縄屋」へ行くときのお決まりで、泊まるのは「ホテルセントラーレ京丹後」。美人の湯。部屋が広くて、大きな地デジテレビまで各部屋にあるのに、宿泊代がとても割安だ。
 
 弥栄までの道すがら、
 「この時期、魚はあまり種類がないでしょ?」
 と奥さんが心配する。

 「いや、吉岡君なら、どうにでもするわ。大丈夫、大丈夫」

カウンター、うちの奥さん
  カウンターで吉岡さんに尋ねた。この時期は魚の種類が少ないのか?
 いや、そんなことはありませんという答。その答どおりの食卓。
 ウニに続いて大きなオコゼ。しょっぱなからサプライズだ。
 川魚をやってみたかったという吉岡さん。この日は、兵庫県円山川の鰻や岸田川の鮎も出してくれた。
 「鯉もやりたいんですけど」と吉岡さん。満足できる鯉がなかなか手に入らないのだという。 あらいが食べたいぞ!


 いや~、もう、なんか文章より写真が早い。
 この日の料理の他に、別の機会の料理も合わせて掲載したい。



オコゼ

ウニ


ウナギ
吉岡君の宝物スッポンの甲羅

別の日のアワビ
別の機会に食べた。小骨に包丁を入れたはも
自家製ジンジャーエール

なんだっけ?

 えーと、これ何やったか?

デザート

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