2011-03-13

信楽焼 花入 道で買う⑩ 澤幸雄商店

 気温が16度まで上がりました。空には雲ひとつなくて快晴。信楽焼の狸たちをながめていると、そこにあるのは春の楽しさだけです。
 けれども、運転席に戻ってエンジンをかければ、ラジオからは大震災のニュースが流れ続けてきます。同じ時代に、同じ日本に暮らしながら、ここまで運命が異なることの不公平さと奇妙さ。東北で仕事をしていた頃に一度は寄ってみたことのある場所がいずれも壊滅状態。心が痛みます。
 
 このディスプレイを見て、めずらしく花に心惹かれました。花入を買いました。おうす用茶碗くらいのサイズの陶器にとても短く切った花を生けます。アクセントとなる花を一輪。そしてその周りにはまばらにカスミ草程度。
 ビビアンのお母さん(72歳)からバレンタインデーのプレゼントをもらったので、ホワイトデー用です。

DSC02478

DSC02483 いくつか店を回りましたが、この花入があるのは澤幸雄商店だけでした。作者自らが店にやって来て花を生けていくそうです。
 花を生ける陶器製剣山(小さな穴に花の茎を挿して立てる)と合わせて2100円でした。値段は少しオマケしてもらいました。


澤幸雄商店 
滋賀県甲賀市信楽町勅旨1963
0748-83-0353


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