2011-04-22

一本桜、遅かった 世屋高原(宮津市松尾)

 今年の桜レポート。しめくくりはこの桜だと心に決めておりました。世屋高原、松尾地区の一本桜。この桜で感動的に終わろうと思っていたのであります。ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン。それはまさにこの桜です。
 ところが、行ってみましたら、なんと花が終わっていました。
 みなさん、心に花を咲かせてください。そして満開の一本桜を想像してみてください。 それしかありませんわ。




 う~ん、やっぱり満開の一本桜が見たいと思われましたら、KTR駅長ブログに掲載された写真を見てください。これはすばらしい写真です。絶対一見の価値があります。リンクはこちらです。
http://nodagawa.ktr-tetsudo.jp/2010/04/post-753.php 


 この方は、趣味なら本気でのカメラマンです。えらい器材を軽自動車に満載でいらっしゃいましたのに、あろうことか花が散り終えていました。
  しかたないから、花のない一本桜を撮影しておられました。花のない桜の木を写すカメラマンをさらに写している私というわけですなあ。


  この場所にこの一本桜を植えたのは溝口浜一郎さんという方です。それが育って一本桜として地元に知られるようになり、そして映画「天国はまだ遠く」でさらに広く知られるようになりました。

 痛風の新しい薬を発売するというので仕事にまい進していました。ここしばらく雨も降りました。そのうちに一本桜が散ってしまいました。思わず世屋高原で一首詠んでしまいました。
 花の色はうつりにけりないたづらに 
わが身世にふるながめせしまに
  小野小町作、あまりにも有名なこの歌、好いたお方の心変わりを嘆いたと解釈する向きもあるようですなあ。ヒアルロン酸注入なんてなかった時代ですし、絶世の美女も年齢には勝てなかったんですね。

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