2011-05-03

番外編:東北の思い出(いや、また行くのだ)

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 遠野(岩手県)の柴桜です。仙台に住んでいた時期、遠野に出かけました。5月でした。この後方には桜も咲き、黄色い花も咲き、ここにしかない感激でした。

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 長男の結婚式が今年の6月3日です。披露宴で映すおいたちストーリー用の写真を物色していくうちに、私たち夫婦が東北をあれこれドライブしたときの写真も出てきました。ものも言わずしばし見入るばかりでした。


 これは気仙沼。巨釜半造(おおがまはんぞう)。巨釜半造は海に突き出す断崖地につけられた名前です。岩の隙間から潮が高く吹き出す場所です。

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 巨釜半造までの道を間違えて、こんな入り江の集落にも迷い込みました。この入り江、今回の大津波を受けておそらくひとたまりもなかったでしょう。

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 これは気仙沼港。大きな漁船がずらりと並んでいました。いかにも漁獲高のありそうな遠洋漁業船があれだけ並んでいる港を他に見たことがありませんでした。






 そして、宮城県の塩釜。マグロの解体ショーを見たり、初詣したり。塩釜も被災のひどかった場所です。

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 下の写真は温湯(ぬるゆ)温泉佐藤旅館。宮城県の花山村です。平成20年6月14日の宮城岩手内陸地震によって建物が土砂で壊れました。明治から続いていた建物でした。私の大好きな温泉でした。一迫川のイワナ釣りで冷え切ったらここで温まって帰る。それが私のパターンでした。
 もし、宮城岩手内陸地震の時点で京都に転勤していなかったら、私はあの地震で死んでいたと思います。なぜなら、6月14日は土曜日。地震発生は午前9時頃。あの当時の自分の行動パターンから考えると、この一迫川に入って岩魚や山女魚を追いかけていたにちがいないからです。


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 宮城岩手内陸地震でやはり大きな被害のあった栗原市。栗原電鉄栗駒駅前のたいやき屋さん。とてもおいしいたいやきをよく買いました。栗原電鉄は2007年で廃線になったと聞いています。この店屋さん、たったこれだけの写真のなかに、たい焼、もしくはたいやきという文字がいったいいくつ写っているのか。それくらいたいやきな店です。

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 仙台市、定禅寺通り光のページェント。師走の名物。今年も続くのでしょうか。

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 いまは亡きチビと寝る妻お龍。変わった毛色の迷いネコを助けたと思って飼い始めたのですが、後になって避妊手術を受けたとき、ロシアンブルーだと判明しました。

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 テレビで言っていました。被災地の野菜を食べることも支援になる。東北旅行も支援になる。

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 東日本大地震当日、宮城県大崎市の整形外科医関谷先生と電話が通じました。「今年も釣りに来るでしょう?」と、まったく予期しないお誘いが先生からありました。大地震当日ですから、「え?行っていいんですか?」としか答えられませんでした。
 でも、いまは心を固めています。行きます。長男の結婚式が過ぎたら行きます。どんな行動でもいいからすすんで東北と触れ合わなくてはならない。そう思います。この季節ですから、弘前城の桜を思い出しながら。

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これが関谷先生
(秋田県役内川にて)

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こんな立派なヤマメも釣れる。渋谷君に撮ってもらった。私が釣って渋谷君に写真を撮ってもらったんですよ~。渋谷君に魚を釣ってもらったんじゃないからね~。

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