2011-07-18

Bio Rabbit(ビオラビット) 味も景色もプチ贅沢以上

DSC07138
 この景色でランチが1260円。しかも野菜がおいしい。めちゃおいしい。いままでどうしてここに来なかったんだろうと悔やみました。天橋立まで来たらあと5分。あと5分でビオラビットです。その5分で、1260円のランチがプチ贅沢以上の1260円に早変わりします。

DSC07134
Bio Rabbitホームページ=http://www.biorabbit.com/top/






















DSC07166 宮津市日置にはリゾートマンションが建ち並んでいます。そのなかの1棟、世屋川河口に面して建つ5号館。ツインタワーと呼ばれる建物(写真左)の1階にビオラビットがあります。リゾートマンションなんて地元生活には無縁な存在だけに、ビオラビットにも地元の関心は集まりにくい。私は加悦町の調剤薬局からビオラビットを教わりました。
 
 7月16日、伊根へ向かう途上で初めてビオラビットのランチを食べました。


DSC07162


 1260円のパスタランチ。
 前菜の野菜をひとくち食べてびっくりしました。
 うまい!
DSC07141
 オーナーシェフの対馬さん自らがテーブルに持ってきてくれましたので、「野菜、うまいわあ」と話しかけました。「そうでしょ」と対馬さん。その「そうでしょ」の語調は「お客さんもそう思いますか。私もそう思うんですよ」といった雰囲気。得意気なところはひとつもありません。無農薬の野菜だと説明を付け加える対馬さんの笑顔が、野菜のおいしさを私も楽しんでいるんですよと言っているようです。

DSC07148
 冷たいポタージュ。ノーザンルビーというジャガイモだそうです。切ったら赤いジャガイモだとのことで甘さが特徴だそうです。子供の頃のジャガイモは土の味がしました。このスープでそれを思い出しました。丼で出してきてくれくらいのおいしさでした。

DSC07150
 これは、夏野菜を具材にしたジェノベーゼのパスタ。ズッキーニの輪切りが見た目も味も印象的。ジャガイモもおいしい。いったい誰がこんなにおいしい野菜を育てているのか。ビオラビットのホームページでは食材生産者が紹介されています(http://www.biorabbit.com/top/seisansya.html)。こういうブログですと店の魅力ばかりが話題になりがちですが、味は生産者の実直さから始まるものなんですね。

DSC07153
 アンビリーバボーここにきわまれりが、このミントを使ったシャーベット。これ以上のミントを望むなら歯磨き食べとけくらいの爽快さ。
DSC07154 どこのミントですか?
 いや、そこのミントですよ。
 え、どこのミント?
 すぐ裏のミントです。
 ということで、対馬さんが指差した先には浜辺のミント。よう見んとわからんちゅうようなオヤジギャグはさておき、海水浴客のすぐそばに生えているミントです。
 お客さんがいなかったことが幸いしまして、対馬さんご夫妻お二人ともが私のテーブルの横に来てくれました。お二人と話しながらミントのデザートを食べていますと、なんだか上得意の客になったみたいで、こそばゆい心地です。
DSC07144

DSC07161 あの白いリゾートマンション群はお金持ちの場所だと思って敬遠していました。そこから10分も山に入れば典型的な過疎地。イノシシ除けの電流ショックが田んぼに欠かせないような山村部です。リゾートマンションなんて場違いなオシャレ、浮き上がった存在だといつも思っていました。ビオラビットについても、マンションのルームオーナーたちが食事を楽しむ店だとばかり思い込んでいました。けれども、対馬夫妻の目線はむしろ地元に向けられています。なににつけ一歩踏みこんでみるもんですね。





より大きな地図で Bio Rabbit を表示

0 件のコメント:

コメントを投稿