2011-08-24

水辺のHOTEL 小さな白い花

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 名前はラブホみたい。しかしながら、中味は、夕日ヶ浦温泉佳松苑の系列ホテル。網野町の離湖(はなれこ)畔にオープンしました。
オープン記念価格1泊素泊まり8500円。


 初めて予約ました。
 チェックインしました。
 8500円を払いました。
 部屋に入りました。
 気が変わりました。
 滞在20分。
 泊まらずに帰ってきました。



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 そのいちばんの理由がこれでした。喫煙場所。
 ホテル裏玄関の屋外スペースに灰皿スタンドひとつ。
 部屋は3階。タバコのたびにここまで下りてきて、吸い終えたらまた部屋まで上がるのか・・・
 客室内禁煙は承知の上で予約しました。部屋で吸えないのはしかたない。
 しかしながら、喫煙場所がここまで貧相かつ不便だとは予想していませんでした。くつろぐための滞在ですから、これでは不便すぎます。冬もこのままでしたら、めちゃ寒いですよねえ。
 喫煙客は泊まるなのメッセージだと受け取りました。その方針のホテルに泊まる理由はありません。8500円がもったいないからと我慢するくらいなら、8500円を捨ててでも違うホテルに泊まりなおしたほうが気分いいと考えました。


 めちゃイケメンの責任者らしき男性が、「申し訳ないから宿泊代を返す」と追いかけてきてくれました。郷ひろみにどこか似ていて、ほんとにイケメンでした。
 いやいや、ホテルがわるいのではなくてタバコを我慢できない俺がわるいんだからと説明して、返金の申し出をこちらから辞退しました。
 タバコの我慢を相殺できるくらいに魅力のある客室だったら、私の気持ちも違ったかもしれません。残念ながら、客室があれこれ安っぽすぎました。この程度で8500円を払えというのか?と言いたくなるクオリティーでした。オープン記念で8500円ですから、通常料金はもっと高いわけです。



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すべての寝室から離湖を見渡すことができる。床からすべてガラス。外がよく見える=外からもよく見える。けれども、ブラインドを下ろしたら、途端に室内には閉塞感。ベッドからガラスまでの距離が短すぎるから。

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 このクローゼットの扉(写真左半分)の建てつけがとてもわるい。開閉がぎくしゃくしている。寝室との区切りにはドアー(写真右半分)がある。寝室のブラインドはフルオープンにしておいて、服を着替えるときはこちら側の空間に移るのだろう。



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バスユニットはきわめて狭小。シャワーも貧弱。洗面所+トイレとバスユニットが別スペースになっているのは余裕だが、ひとめでわかる安普請。ひとことでいえば、レオパレスで借りるアパートみたい。



 これから大浴場ができますし、犬も一緒に泊まれるようになります。犬を連れて泊まれる宿は他にないだけに、このホテルを重宝に思うレジャー客もいるにちがいありません。犬と一緒にいい部屋すぎるのは気が休まりません。犬がどこかにオシッコしないかとか、そんなことばかり心配してしまって。ホテル側にしましても、はじめから安い材質を使っておくほうが補修費も安い。その分、素早く直せますから、客室の快適性を維持しやすい。
 ペット同伴の用途ですと、部屋のグレードよりも、犬と一緒に泊まりやすいかどうかが高い安いの判断基準になる。そういうことでしょうねえ。私も犬が大好きです。離湖一周約4kmが気持ちのいい散歩コースになるなと思いました。
 私も、犬や猫を連れて仕事していたら、このホテルがありがたかったことでしょう。しかし、さすがの私も、犬や猫なんて、その仕事はありません。
 舞鶴や福知山のビジネスホテルならば、もっと実用性の高い客室が6000円~7000円です。8500円出せば、ここのホテルよりも良質な客室に入れます。これがビジネス向けのグレード設定です。
 丹後で少し遅くなったときに泊まれるかなと思っていたのですが、その目的にはそぐわないホテルでした。

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