ステーキハウスKAZU(京都市・夷川烏丸西入) 町屋風に誘われて

　烏丸二条あたりの耳鼻科で仕事を済ませてから、たまたま通りかかったステーキハウスKAZUで昼ごはんにしました。
　KAZUと英語表記していますが、漢数字の「一」を使って「ステーキハウス 一」と表記するのが正しそうです。
　写真は750円のステーキ・ランチです。

　二条烏丸あたりでは、古い薬屋さんが散見されます。写真は雨森敬太郎薬房。正確には烏丸でも二条でもなくて「車屋町通二条下る」に位置しています。

　いっぽう、ステーキKAZUは、烏丸通を挟んで向こう側、「夷川烏丸西入」の位置にあります。夷川烏丸の交差点には京都新聞の本社社屋がどんと構えています。ちょうどいいランドマークです。


　京町屋を改装した飲食店ですから、小さな庭を眺める構造はいまやひとつのお約束。ただし、ランチの時間帯ではこの光景に心が和むこともありません。客が次から次へとやって来ますから、せわしない空気が店の中に充満しています。

　そもそも町屋を改装した造りの店でランチというのは、だいたいにおいて落ち着かないものです。店のかもし出す雰囲気とランチという実用本位の食事では、どこかで何かがアンマッチです。

　このせわしなさと750円のステーキランチでは店の本当の力を知ることもできません。この店なら夜にかぎると思いました。

ステーキハウス 一

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