2012-10-28

番外編:東京へ来ています

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 東京日本橋、マンダリンオリエンタルホテルです。
 休み返上で会議ですが、会議後の懇親パーティーがここでありました。

 マンダリンオリエントの立食パーティーなんて、めったに経験できませんからね。食いました、食いました。東京の一流ホテルの味を知っておかないとね。胸ヤケしました。

 料理の写真を撮影したかったのですが、場が場だけにあきらめました。
 そのかわり食いました。今夜はおなかがカメラのかわり。これがほんまの胃カメラや。

 下の写真はホテル3階(結婚披露宴会場がある)から見下ろした景色です。


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 料理を食べてみて、これが一流ホテルだなあと思ったのは、まずはドレッシングとかソースですねえ。おいしい。
 たとえば、サラダの野菜だけなら丹波のほうが間違いなくおいしい。
 カルパッチョの魚だけなら丹後のほうが間違いなくおいしい。
 ローストビーフの肉だけなら近江牛や但馬牛のほうが間違いなくおいしい。
 ところが、ドレッシングやらソースやら、おいしくするための味つけが上手なんですねえ。技の力ですねえ。
 
 こういうところが、まさに東京ではないかと思いました。
 料理だけじゃないですね。サラリーマンもそうです。素朴ではおれません。技や能力を問われます。自分をうまいこと味付けできないと東京では評価されません。通用しません。

 すごくけったくそわるい気分と、東京のすごさを認める気分と、その双方が胸に去来しまして、いまの自分が幸せなのか不幸なのかよくわかりません。

 下の写真は三井住友信託銀行本店、夜の風景です。

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 いま西鉄イン日本橋というホテルに宿泊していますが、ここはひどい部屋です。宿泊代金が会社からホテルへ直に支払われるので正確なところを知らないのですが、1泊7000円~8000円くらいだと思います。

 これくらいの値段の部屋がまったく快適でないのは東京では当たり前。それを当たり前として受け入れざるを得ない。そこが東京のいや~な一面です。

 地方都市なら、7000円や8000円出せばもっと部屋が快適です。部屋の造りから、客の便宜を図ろうという熱意も感じられます。
 それが、東京に来ましたら、普段よりも高い値段で普段よりもひどい部屋しかない。同じ7千円や8千円なのに、こんなに違ってもいいのか。それでいいとするのが、東京です。
 東京では金の値打ちが下がると同時に自分の値打ちまで下がったような気がしますね。

 この部屋で私は、トイレから出たときに転びました。というのも、浴室ユニットと部屋の床面に段差があるからです。写真でわかりますかねえ。スリッパを立ててみました。まあ25cmほどの段差です。


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 部屋の床面との間に段差をつけた浴室なんて、普段は考えられません。普通はフラットです。段差があることを忘れていつもの調子でいました。
 こういうことを平気でやるのが東京のホテルです。

 別の部屋に宿泊している同僚たちは、部屋が蒸し暑いこと、隣接する部屋の風呂の音がうるさいことに文句を言ってました。

 マンダリンオリエントホテルで懇親パーティをやる会社なのに宿泊が西鉄インみたいな安普請か。なんだか釣り合いがとれていません。
 懇親会パーティーには、社外の人たちも招きますから、みすぼらしくできなくて、背伸びする必要があるわけです。
 でも、偽らざる姿、会社の実力は西鉄インなんですね。


 心折れそうというのは大げさだけど、何かと素直になれなくて、早く京都へ戻りたくなってきました。
 写真はこちらへ来る前の京都駅新幹線ホーム、坊さんの頭です。
ありがたや、ありがたや。

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