2013-12-18

藤森神社(京都市伏見区) 初詣先の下見 馬と学問の神様

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 来年は午年。馬にちなんだ初詣スポットはどこかということで、情報雑誌や新聞で取り上げられている神社がいくつかあります。
 京都市内では、上賀茂神社、貴船神社、藤森神社、吉祥院天満宮。
 滋賀県では、近江八幡市の賀茂神社。
 これらの神社のうち、どこへ行こうかと、年末のうちに予習しています。
 今日は藤森神社に行ってみました。


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 藤森神社が、なぜ馬に縁深い神社なのか。
 これについて、神社の公式サイトには、以下のような説明があります。

毎年5月5日に行われる藤森祭は菖蒲の節句発祥の祭と言われ、各家々に飾られる武者人形には藤森の神が宿るとされている。菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じるので、勝運を呼ぶ神として信仰を集めている。
日本書紀の編者であり、日本最初の学者である舎人親王を御祭神としてお祀りしていることから、学問の神として信仰されている。
藤森祭に奉納される駈馬神事が馬の神事であることから馬の神として信仰され、馬主、騎手、競馬ファンの祭典が毎年行われて多くの人々の参拝がある。

 競馬ファンの参拝が多いことは、下の絵馬からもうかがい知れます。

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 おみくじには2百円と5百円の2種類がありますが、5百円のほうは、マキバオーのような馬の形をしています。そのなかにおみくじが入っているのだそうです。

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 境内には「宝物館」があります。そのなかに入りますと(無料です)、まずは有名騎手のサイン、そして、世界各国の馬の置物、さらには、古くからの武具と馬具が展示されていました。
 武具馬具武具馬具、三武具馬具。武具馬具武具馬具、三武具馬具。あわせて、武具馬具、六武具馬具。
 早口言葉を思い出しました。

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 絵馬舎が喫煙所になっていますが、ふと天井を見上げると、名馬たちの絵がかけられていました。

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 手水舎と隣り合って、神馬像があります。筋肉隆々のカッコいい馬で、初詣参拝客たちの人気写真ポイントになりそうだと思いました。尻尾の下側には、なんと、お尻の穴まで、手を抜くことなく作られています。

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 初詣の車利用はあきらめたほうがよさそうです。
 駈馬神事用の長い直線コースが、普段は駐車場に用いられていますが、初詣の日にはなくしてしまうそうです。かといって、近辺に有料パーキングも見当たりませんでした。
 伏見区特有の入り組んだ細い通りには一方通行の規制も少なくないので、初詣渋滞は必ず生じると思いました。

 下の掲示にある公共の交通機関といいますと、京阪電車墨染駅、JR藤森駅のことになります。

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 境内には、「不二の水」と呼ばれる湧水があって、空のペットボトルに何本も水を詰めている人もいました。飲めば勝運に恵まれるそうです。
 私も飲んでみたのですが、そのあと、新製品がさっぱり売れませんでした。すぐオシッコしたのがよくなかったのかな。

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 京都市内の神社としては、さほど荘厳ではありませんし、風格を感じさせるわけでもありません。平安京以前からという縁起の割には、軽くて落ち着きのない神社だと思いました。
 参拝客向けの商店もほとんど見受けられませんので、どうでしょうか、メインの初詣先とするには、何かと不足しがちではないでしょうか。午年のノリで訪れる神社だなと思いました。

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