ベランダにスズメを招いて春を楽しむ

　春です。
　スズメたち、ぜひ、うちのベランダに来てちょうだい。
　と願って、小鳥の餌をまいておきました。

　うちの下の部屋のベランダは、ちゃんとスズメに来てもらってます。来てもらってるという気持ちで下の人がありがたがっているのかどうかは知らないのですが、私から見ると来てもらってます。

　そこで、アヤハディオで、小鳥の餌を買ってきました。
　うちにもおいで。うちは餌食えるぞ。
　まあ、小鳥の餌だけでもいろいろな種類があって、驚きました。

　アビシニアンの子猫が148,000円で、めちゃかわいいのがいました。クレジットカードを持っているだけに、衝動買いしそうです。１時間ほどケージの前にいましたが、「そうか、スズメに来て欲しいのにネコはまずいか」と気づきまして、やっと立ち去ることができました。


　スズメをベランダに呼ぶと妻お龍に叱られるんですよねえ。
　お龍はベランダで花を育てています。スズメは益鳥ですから、花の害虫を食べようとするかもしれない。花までつっつかれてしまうことを心配します。

　けど、今日はうまい具合に、お龍が留守。孫の聖太郎のところに行って、まだ帰ってきません。いまのうちです。


　来ました、来ました。すぐ来ました。
　電信柱にとまっていたスズメのうち１羽が気づいてやってきました。その１羽がぱっと飛び去りました。まだ警戒心が解けていないなと考えたのは私の間違い。いったいどういうコミュニケーションがあるのか分かりませんが、次の訪問では５羽も６羽も連れてきました。それだけになると、さすがにこちらもビビります。お龍の花を本当に食べたらどうしよう。

　こわがっているどころか、ガラスのそばまで寄ってきて、パソコンしている私を見に来ます。これでは逆です。私がスズメを見るつもりだったのに、こちらが見られているではありませんか。

　春になって、スズメではない野鳥もマンションの周囲を飛んでいます。お龍がいないうちに、ああいう野鳥もご招待したいものです。